ミホロ・ナイオロプト。書籍『キャラクターをつくろう! 3DCG日和。 vol.3 Blenderでつくる、ポリゴンキャラクター』内で作るキャラクタです。販促のため、著者の友さんにも協力いただいて、着彩もできる3Dプリンタで3体作りました。
これまで秋葉原や池袋、さらには地方にも出張し、書店さんに飾ってもらいました。もはや「営業部員の1人」くらいの働きっぷりです。しかし、内1体が帰社時に負傷を。しばらく2体体制だったのですが、各方面から「治してー。治して、はよ」とお声掛けいただき、担当編集のワタクシめが修復にチャレンジしました。編集者って何でもするんですよ。
ちなみに、現在の2体の出張先は、以下の通り。書店様の展開予定によって、いつまで、と明記することが難しいのですがお近くにお立ち寄りの際はぜひ。ブックデポさんのほうは12月末くらいまでは、いる予定だそうです。
・ジュンク堂書店 福岡店B1
・さいたま市ブックデポ書楽 PC書売場
使ったものは以下の通り。やすり系などは、手持ちのものが粗めすぎて、改めて買いにいったりしました。
はじめは、紙粘土かな?と思ったのですが、店員さんにいろいろ伺い、エポキシパテに。やすりは、たぶん普通の紙やすりでも大丈夫ですが、指触りがよかったので金属もいけちゃうという耐水性やすりに。
修復後(修復前の姿は、ついうっかり残していませんでした)。
結局、どこを負傷したのかというと、、、耳と指です。実は、かなり全体的にパーツが大きくバラバラになってしまったのですが、きれいにわかれたため、割と容易に接着できました。問題は、欠けたパーツです。右の耳先と左の指が欠けてしまいました。パーツも見つからなかったそうで(悲)。
穴があきそうな程、パテの説明書を読み、編集部のみんながカタカタとキーボードを打って原稿整理をしたり、パサリパサリとゲラをめくって校正をしたりする音を聞きながらひとり、パテを練り込んで造形にいそしみました。
いえ、決してヒマというわけでは。決して、営業部のオマエら治してくださいよ的なことを思ったわけでは。いや、ちょっと思ったかもですけど。
耳。。。もともとパテがうっすら緑だったので、後ろから見るとすぐわかりますね。そして、とんがり具合が不足気味Orz。。。
一番問題の指。。。細いわ小さいわ、うまいことくっつかないわで、耳よりも時間がかかったかもしれません。パテが固まるまではだいたい早くて6時間くらいと書いてあったのですが、だんだん固まってきている気が、、、でもきれいにできない、、、の繰り返しで、3回くらいは作り直しました。
翌日、固まったところをやすりがけして、なんとなく完成? 今回は、初の修復作業ということで、耳だけ着色してみました。指は、肌色が難しそうなので、このまま営業活動にでてもらうことになりそうです。次に帰ってくるころまでには、肌色も研究しておきたいと思います。とりあえず、パテを使うような修復作業がもう発生しないことを祈りつつ。。。
最後に、パテが残ったので、ついできごころで工作っぽいことをしてしまった結果、生まれたナニカ。ムー○ンっぽくしようと思ったのですが、パテって意外とくっつくと剥がしにくく、顔を引っぱったら、顔が縦長になってしまいました。おそらくまだ誰にもこの物体のことは気付かれていないので、撮影小物的オブジェとして通そうと思います。決して、ヒマではないんですよ、ヒマでは。
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