グラフィックデザインにおける秩序と構築 - レイアウトグリッドの読み方と使い方
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グラフィックデザインにおける秩序と構築
レイアウトグリッドの読み方と使い方

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Description

なぜデザインにはルールが必要なのか

たとえば、真っ白な紙と「タイトル」「サブタイトル」「著者名」という要素を与えられてデザインするとき、要素となる情報には必ず優先順位(ヒエラルキー)が発生します。

その優先順位は、媒体の種類や、何を伝えたいか、誰に届けたいかなどによって変化し、デザイナーはそれらの要素を使って演出を行うことで、ビジュアルでのコミュニケーションを形づくっているのです。

本書では、デザイナーがグラフィックデザインを制作するうえで重要な基盤となる「デザインの秩序」についての理論と実践的な例を解説します。

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A章「いつものデザインのなかにあるグリッド」では、小説やアートカタログ、雑誌、WEBページなど、媒体ごとの実践的なグリッドの使い方を取り上げます。
どのような媒体のどのような場面には、どのようなグリッドが向いているのか、その理由はなぜかを、グリッドがデザインに与える影響などを交えながら解説します。

B章「デザインプロセスーーその第一歩」では、ビジュアルコミュニケーションを創作するプロセスと実践例として、グリッドを使ったレイアウトスケッチのプロセスを紹介します。

C章「背景知識」では、これまで解説してきた実践的な「デザインの秩序」の背景を裏付ける理論を扱います。
「人は秩序を求める」では、わたしのたち身の回りに当たり前にある”秩序”についてを、「刺激、反応、その他の現象」では、コミュニケーション心理学の原則を用いながら人間の認知についてを、「デザインにおける直感と手順」では、グラフィックデザインの今日までの歩みを辿りながら、新しいものをつくるには何が必要かを探ります。

D章「付録」では、本書に登場したキーワードと解説文をまとめた「用語集」と「デザインとアート」「コミュニケーション全般」など、ジャンル別にさらに深く学べる文献を網羅した「参考文献」を掲載しています。

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読み物、アートブック、Webデザインなど、媒体ごとのグリッドとその背後にある理論を解説し、デザインの構成に関する知見と新しいものを生み出すための視点を授ける一冊です。


日本語版特別寄稿:中野豪雄『創造行為を支えるもの』
 

ISBN:978-4-8025-1172-8
定価:本体3,000円+税
仕様:B5判変型/176ページ
発売日:2020年03月24日
著者:ユリシーズ・フェルカー
翻訳:百合田香織
デザイン:中山正成(APRIL FOOL Inc.)

Profile

Ulysses Voelker(ユリーシーズ・フォルカー)
ブレーメン芸術大学でコミュニケーションデザインを学んだ後、1993年からアートディレクターとして働く。1996年、デザインエージェンシーであるフォーム5の共同創設者となり、2004年まで共同所有。オリエンテーションシステム、コーポレートデザイン、エディトリアルデザインを専門とし、1995年から1998年までFHデュッセルドルフとエッセン大学でタイポグラフィの講師をする。2000年以降は、FHマインツでタイポグラフィおよびエディトリアルデザインの教授として教鞭を執っている。また、German Design Awardをはじめ数々の賞を受賞し、Hermann Schmidtなど多数の出版物に関わる。

Contents

A いつものデザインのなかにあるグリッド
 はじめに / 小説 / ノンフィクション / アートカタログ / 雑誌 / 新聞 / Webデザイン / その他の媒体

B デザインプロセスーどの第一歩
 アイデアとスケッチ

C 背景知識
 人は秩序を求める / 刺激、反応、その他の現象 / デザインにおける直感と手順

D 付録
 用語集 / 参考文献 / 写真・図版

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