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デザインリサーチの教科書
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  1. デザインリサーチの教科書
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Description

デザインリサーチなしには、もう何も作れない──。
日本で初めて、デザインリサーチの実践者がその全貌と詳細を書き下ろした一冊

不確実性の高まる社会において、正しい問いを立て、正しいプロダクトを作り続けるためには、人々の気持ちになってプロダクトを作るのではなく、人々をプロダクト開発プロセスに巻き込み、人々の生活を理解し、人々と共にプロダクトを作る必要があります。そのための方法が「デザインリサーチ」です。

世界中の経営者が殺到するコペンハーゲンのデザインスクール、Copenhagen Institute of Interaction Design(CIID)で実践されている手法をベースに、日本でのプロジェクトをふまえて、より実践しやすく、かつ効果が得られるようにカスタマイズしたプロセスと考え方を、わかりやすく解説します。本書によって、近くスタンダードになるであろう、産業界におけるデザインリサーチの体系化された知見をインストールできます。

1章では、デザインへの注目、またリサーチに基づくデザインへの期待が高まる背景を紐解きます。2章では、デザインリサーチの特徴をマーケティングリサーチと比較しながら挙げ、デザインリサーチが貢献できる理由と範囲を定義します。メインとなる3章では、プロジェクト設計からチームビルディング、リサーチ設計、主となる調査と分析、さらにはアイディエーション、コンセプト作成、ストーリーテリング、プロトタイピングまで、デザインプロセスを俯瞰したうえで必要となる手順を解説します。4章では、デザインリサーチに組織で取り組み運用していくためのポイントを紹介します。

教科書と銘打っていますが、型通りではない現在進行系の分野における生きた教科書という意味であり、読者をこの世界に導くためのテキストブックです。

ISBN:978-4-8025-1177-3
定価:本体2,600円+税
仕様:A5判/352ページ
発売日:2020年11月17日
著者:木浦幹雄
デザイン:駒井 和彬(こまゐ図考室)

Profile

木浦幹雄 KIURA MIKIO
アンカーデザイン株式会社 代表取締役
大手精密機器メーカーにて新規事業 / 商品企画に従事したのち、Copenhagen Institute of Interaction Design(CIID)にてデザインを活用したイノベーション創出を学ぶ。国内外の大手企業やスタートアップ、行政などとのデザインプロジェクト経てアンカーデザイン株式会社を設立。質的、量的によるリサーチをもとに人々を理解し、その過程で見いだしたイノベーションの機会に最先端のデジタル技術を融合させ、仮説検証としてのプロトタイピングを通した持続可能な体験作りを得意とする。IPA未踏スーパークリエータ、グッドデザイン賞など受賞多数。

Contents

はじめに
本書の構成

1 なぜデザインなのか、なぜデザインリサーチなのか
 1.1 デザインへの注目の高まり
  1.1.1 デザイン領域の拡大
  1.1.2 作り手の都合から、社会の都合へ
  1.1.3 社会の不確実性の高まり
  1.1.4 みんなでデザインする時代
 1.2 リサーチに基づくデザインへの期待

2 デザインリサーチとは何か
 2.1 デザインリサーチの概要
  2.1.1 本書におけるデザインリサーチ
  2.1.2 デザインプロセスにおけるデザインリサーチの範囲
 2.2 なぜデザインリサーチが必要なのか
  2.2.1 人々を理解し、人々からインスピレーションを得る
  2.2.2 人々とプロダクトを繋がりとして捉える
  2.2.3 社会に対する責任に応える
  2.2.4 不確実な未来に向けたディシジョンパートナー
  2.2.5 プロセスを透明化する
 2.3 マーケティングリサーチとデザインリサーチ
  2.3.1 マーケティングするためのリサーチ vs デザインするためのリサーチ
  2.3.2 ニーズは明らか vs 新たなニーズを探す
  2.3.3 統計を重視する vs 個人に注目する
  2.3.4 制御された環境下での調査 vs 普段の行動を通しての調査
  2.3.5 定量的なインタビュー vs 定性的なインタビュー
  2.3.6 典型的なユーザーに注目する vs エクストリームユーザーにも注目する
  2.3.7 客観的な分析 vs 体験を重視する
  2.3.8 顧客を理解するvs 顧客と環境を理解する
  2.3.9 手の中の問題にフォーカスする vs インスピレーションのために積極的に外を見る
  2.3.10 最後の仕上げにテストする vs プロセスを通してテストする
 2.4 デザインリサーチのフェーズと適用範囲
  2.4.1 3種のリサーチ
  2.4.2 リサーチが対象とする範囲(スコープ)について
  2.4.3 新規プロダクトの開発
  2.4.4 既存プロダクトの改善
  2.4.5 組織改善・業務改善

3 デザインリサーチの手順
 3.1 デザインプロセス
  3.1.1 デザインプロセスとデザインリサーチ 
  3.1.2 どこまでをデザインリサーチとするか
 3.2 プロジェクト設計
  3.2.1 何のためのプロジェクトか
  3.2.2 プロジェクトメンバー
  3.2.3 プロジェクトスケジュールと予算
 3.3 チームビルディング
  3.3.1 そもそもチームとは何か
  3.3.2 チームの成長
  3.3.3 チームビルディングワーク
  3.3.4 プロジェクトに対する認識を揃える
  3.3.5 チームでパフォーマンスを発揮するためのテクニック
 3.4 リサーチ設計
  3.4.1 リサーチの目的を定める
  3.4.2 リサーチのプロセスを定める
 3.5 調査
  3.5.1 インタビュー(デプスインタビュー)
   3.5.1.1 インタビュー計画
   3.5.1.2 インタビュー準備
   3.5.1.3 インタビューテクニック
   3.5.1.4 インタビューで得た情報のまとめ方
  3.5.2 観察
   3.5.2.1 観察で得た情報のまとめ方
  3.5.3 ワークショップ 
  3.5.4 デスクリサーチ
  3.5.5 エキスパートインタビュー
  3.5.6 インターセプトインタビュー
  3.5.7 フォーカスグループインタビュー
  3.5.8 オンラインサーベイ
 3.6 分析
  3.6.1 リサーチ分析の概要
  3.6.2 ダウンロード
  3.6.3 テーマ作成(分類)
  3.6.4 インサイト抽出
  3.6.5 機会発見(How Might We作成)
 3.7 アイディエーション
  3.7.1 デザインにおけるアイディエーションの役割
  3.7.2 良いコンセプトに辿り着くには
  3.7.3 アイディエーションセッションの設計
  3.7.4 アイディエーションの準備
  3.7.5 ブレインストーミングのルール
  3.7.6 セッションの進め方
  3.7.7 アイデア選択
  3.7.8 How Might Weの検証
 3.8 コンセプト作成
  3.8.1 コンセプトとは何か
  3.8.2 デザインリサーチでコンセプトを作成する目的
  3.8.3 コンセプトをどう表現するか
 3.9 ストーリーテリング
  3.9.1 ストーリーテリングに必要な素材
  3.9.2 どうやって人に伝えるか
 3.10 仮説検証プロセスとしてのプロトタイピング
  3.10.1 プロトタイピングとは何か
  3.10.2 プロトタイピングの目的
  3.10.3 プロトタイピングで検証すべき仮説
  3.10.4 仮説マッピング
  3.10.5 プロトタイプのフィデリティ
  3.10.6 プロトタイピングの手法

4 デザインリサーチの運用
 4.1 継続的なプロダクト開発におけるデザインリサーチ
 4.2 デザインリサーチを活かす組織構造
  4.2.1 中央集権型の組織構造
  4.2.2 分散型の組織構造
  4.2.3 マトリックス型の組織構造
  4.2.4 デザインチームとデザインリサーチチームがどう協働するか
 4.3 プロダクトマネジメントとデザインリサーチの関係
  4.3.1 プロダクトマネジメントとは何か
 4.4 デザインリサーチの価値を高める
  4.4.1 組み合わせで投資対効果の最大化を目指す 
  4.4.2 プロセスをブラッシュアップする
  4.4.3 ナレッジを蓄積する
 CASE STUDY / 事業フェーズに合わせたデザインリサーチ
 CASE STUDY / 物語に基づくプロダクトデザイン

おわりに
謝辞 
索引

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