DESIGN COMPUTING CRAFT

ゲームチェンジング・ドキュメンタリズム

世界を変えるドキュメンタリー作家たち

ポスト・トゥルースが流行語となる昨今、「メディアは嘘つきだ」と権力者が叫ぶこの現代において、映像メディアの役割・価値は大きく変わりました。NHKがアーカイヴし続ける日本的ドキュメンタリー映像がある一方で、若いクリエイターたちがそれぞれの「イズム」を持って社会・コミュニティと深く関わり、「そこで何か起きているのか」を強烈にえぐり出し、全ての人に開かれた「社会の窓」としてドキュメンタリー作品を作り始めています。

本書では、国内外の最先端のドキュメンタリーシーンを牽引する30名以上のドキュメンタリー作家・関係者たちとの対話を通し、ドキュメンタリストの考え方、活動、作品をグラフィカルに紹介します。ドキュメンタリー作家・映像作家を目指す人はもちろん、世界に何かを伝えようとするジャーナリスト、社会にインパクトを与えたいと願うクリエイターたちにぜひ読んでもらいたい一冊です。

ISBN:978-4-8025-1113-1
定価:本体3,200円+税
仕様:A5判/320ページ

発売日:2018年11月16日

編著:サムワンズガーデン

著者プロフィール

サムワンズガーデン
津留崎麻子+西村大助のユニット。雑誌・書籍の編集&デザイン、アプリ、映像制作、イベントなど手がける。著書に『世界の、アーティスト・イン・レジデンスから』(BNN)、編集デザインに『Visual Thinking with TouchDesigner』(BNN)他。犬式『手芽口土』(ビクター)MV、『CLEAR』(Unilever)TVCM、Tower Records『LIVE LIVEFUL』WebCM、『SOCIAL 0.0 LAB』(Motorola Japan)WebCM、『旅旅しつれいします。』(NHK総合)映像デザインなど。六本木アートナイト2018出演。2017年、ドキュメンタリスト集団BUGと共にドキュメンタリーの祭典「ドキュ・メメント」立ち上げに関わる。
http://someonesgarden.org

津留崎麻子
日本大学芸術学部評論学科卒業、早稲田大学大学院映画学科満期終了。学生時代よりユーロスペースで働き、その後もフィルムセンター(現 国立映画アーカイブ)、SPIRAL、UPLINKなどで宣伝やイベントなどに関わる。KENZO Parfumsとのコラボ「FLOWER BY YOU」ではヨーロッパを旅しながらアーティストを繋ぎ、雑誌『QUOTATION』でも海外の若い才能を紹介するなど、アーティストネットワークを築いている。

西村大助
東京大学大学院総合文化研究科で脳内グリア細胞の研究で修士号取得。博士1年目でアーティストビザを取得しNYに渡米。ギャラリーCAVEで毎月展覧会を開催。雑誌『TOKION』の創刊に関わり、帰国後TOKIONJAPAN編集責任。北野武、是枝裕和、三池崇史、若松孝二、アラーキー、黒川紀章、UA、黒沢清、楳図かずお、水木しげる他インタビュー多数。

目次

Introduction
はじめに ゲームチェンジング・ドキュメンタリズムとは
インタビュー クリス・ケリー

第一章 ISM
1-1 「イズム」が世界を埋め尽くした日
1-2 インタビュー ジョシュア・オッペンハイマー
1-3 自由な表現で消費社会を扇動し続ける / カレ・ラースン
1-4 届かないノイズの言葉を映像にする / チョン・ユンソク
1-5 フェアユースを信じ、表現の自由と戦う / ジャン・ユンカーマン
1-6 「証言」と「医療」を柱に最前線で戦うこと / 国境なき医師団
1-7 ドキュメンタリズムの解剖学
  『あなたがここにいてほしい』松井至
  『エクス・プレス』ジェット・ライコ
  『うたのはじまり〜齋藤陽道〜(仮)』河合宏樹
  『わたしの自由について〜SEALDs 2015〜』西原孝至

第二章 SHIP
2-1 運命の船は、世界を繋いでゆく
2-2 インタビュー 原一男
2-3 「真実」の証言者に向き合い続ける / Blackbox Film&Media
2-4 「命」をドキュメントする報道写真家 / アレッシオ・マーモ
2-5 秘境に暮らすリス族を暖かく見つめる / ジン・ジャン
2-6 ドキュメンタリズムの解剖学
  『コンゴプロレス』内山直樹
  『ナオトひとりっきり』中村真夕
  『A Poet at Heart』カン・シーウェイ

第三章 DRAMA
3-1 消えゆく声を代弁し物語を紡ぐ
3-2 インタビュー ラヴ・ディアス
3-3 「隅に追いやられた記憶」の物語を紡ぐ / ペドロ・コスタ
3-4 演劇の最前線から「社会」とのあり方を問う / 高山明
3-5 奇跡の生還を果たしたダンサーのドラマ / ジェイミー・ミラー
3-6 ドキュメンタリズムの解剖学
  『李先生と三十人の子どもたち』米本直樹
  『ラダック それぞれの物語』奥間勝也
  『ボクが見た中国』関強

第四章 CHANGE
4-1 ドキュメンタリーは何を変えるのか?
4-2 インタビュー アピチャッポン・ウィーラセタクン
4-3 国内のドキュメンタリーフォーラム&映画祭
   – Tokyo Docs / 天城靱彦
   – 山形国際ドキュメンタリー映画祭 / 藤岡朝子
4-4 海外のドキュメンタリーフォーラム&映画祭
   – Hot Docs / シェーン・スミス(カナダ)
   – IDFA DocLab / キャスパー・ソンネン(オランダ)
   – 台湾国際ドキュメンタリ映画 / ウッド・リン(台湾)
4-5 人と社会を繋ぎ直す実験「ドキュ・メメント」 / BUG
4-6 雑誌『neoneo』&「東京ドキュメンタリー映画祭」 / 金子遊
4-7 クリエイティブ・ドキュメンタリーを届ける / 有田浩介(SUNNY FILM)
4-8 ドキュメンタリズムの解剖学
  『マザーズ オブ チェンジ(仮)』竹岡寛俊
  『わたしたちに許された特別な時間の終わり』太田信吾
  『東京クルド』日向史有

ポリフォニーな未来 / ジュディス・アストン
おわりに ドキュメンタリーの夢は続く

ゲームチェンジング・ドキュメンタリズム
世界を変えるドキュメンタリー作家たち

ISBN:978-4-8025-1113-1
定価:本体3,200円+税
仕様:A5判/320ページ

発売日:2018年11月16日

編著:サムワンズガーデン

 

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