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【トークイベント】『インスタグラムと現代視覚文化論』 きりとりめでる×増田展大×竹内万里子
写真批評の交差点:イメージを見ること、語ること、研究すること

ビー・エヌ・エヌ新社では、2018年6月『インスタグラムと現代視覚文化論』を刊行いたしました。本書は、メディア理論家のレフ・マノヴィッチが膨大なインスタグラム写真を量的な分析を通して語ろうと試みた論考を中心に、現在の写真研究や写真論を考える上での条件や可能性を多様な執筆陣が整理した論考集です。

その内容は、一枚の写真に注目するというよりも、インターネットやデジタルデバイス上で目にする数多くのイメージに視線が向けられていると言えるでしょう。

一方、同時期に刊行された竹内万里子さんの単著『沈黙とイメージ―写真をめぐるエッセイ』は、一つひとつの写真を「見ること/語ること」の困難さに向き合いながら、「ただそれがあるように言葉でたぐり寄せること」を試みるものでした。

そこでこの度は、『インスタグラムと現代視覚文化論』の編著者/執筆者であるきりとりめでるさんと増田展大さん、そして竹内万里子さんをお招きしてトークイベントを開催致します。

2つの書籍の対照的とも言える写真/イメージの見方や語り方、またお三方の取り組みに対する意見交換を通して、量的/質的や内容/形式という対立をこえた、写真をめぐる豊かな言葉のあり様を探ります。

 【詳細】
・日時:2019年4月7日(日)19:00〜
・料金:1,500円(税込)+1ドリンクオーダー
・定員:30名様
・会場:誠光社(HP
・お申し込み:以下の誠光社イベントページをご確認ください。
http://www.seikosha-books.com/event/4335

【出演者プロフィール】
きりとりめでる
1989年鹿児島生まれ。2012年に鹿児島大学法文学部人文学科思想系を卒業し、営業事務やショップ店員となった後、2016年に京都市立芸術大学大学院美術研究科芸術学を修了。美術館勤務、公益財団法人の学芸員を経て、現在は個人で活動。特に、視聴覚文化の変容と伴走する美術作品をデジタル写真論の視点から 、研究、展覧会企画を行なっている。2017年に「渡邉朋也個展「 信頼と実績」」(artzone)。2016 年に「フィットネス. | nss.show」(akibatamabi21)、「移転プレ事業 Open Diagram」(元崇仁小学校)など企画。2017 年から美術系同人誌「パンのパン」を発行。著書に『インスタグラムと現代視覚文化論』(共編著, ビー・エヌ・エヌ新社, 2018年)がある。

増田展大(ますだ・のぶひろ)
1984年京都府生まれ。神戸大学人文学研究科退学、博士(文学)。現在、立命館大学映像学部講師。主な著書に『科学者の網膜』(青弓社、2017)、『スクリーン・スタディーズ』(分担執筆、光岡寿郎・大久保遼編著、東京大学出版会、2019)、『インスタグラムと現代視覚文化論』(分担執筆、きりとりめでる・久保田晃弘編著、ビー・エヌ・エヌ新社、2018)、訳書に『ポストヒューマン』(共訳、門林岳史監訳、フィルムアート社、2019)など。

竹内万里子(たけうち・まりこ)
1972年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了(芸術学)。早稲田大学非常勤講師、東京国立近代美術館客員研究員などを経て、2009年より京都造形芸術大学准教授。2008年フルブライト奨学金を受け渡米。「パリフォト」日本特集ゲストキュレーター(2008)、「ドバイフォトエキシビジョン」日本担当キュレーター(2016)などを務めた。国内外の新聞、雑誌、作品集や展覧会図録への執筆、展覧会企画多数。訳書にジョナサン・トーゴヴニク『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』(2010、同作品の日本巡回展も企画)。著書に『沈黙とイメージ 写真をめぐるエッセイ』(2018)がある。