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【トークイベント】『インスタグラムと現代視覚文化論』 新しい写真表現と、新しい人間の話 —— 非人間、写真、テクノロジー

ビー・エヌ・エヌ新社では、2018年6月『インスタグラムと現代視覚文化論』を刊行いたしました。この度 NADiff a/p/a/r/t にて、本書のロングセラーと増刷を祝し、久保明教氏、久保田晃弘氏、谷口暁彦氏をお迎えし、トークイベントを開催いたします。

監視カメラといった人間でない存在が撮った写真に注目する「ノンヒューマン・フォトグラフィー」や、ゲームの中で写真を撮る「インゲーム・フォトグラフィー」という写真表現に注目が集まっています。そうした、もはや人の手を離れかけている写真”表現”から、今後の写真の可能性を語ることはできるのでしょうか。引いては、そんな時代に生きる人間とは何なのかを語ることはできるのでしょうか。

本トークイベントは、写真を通して人間とテクノロジーの関係を、テクノロジーを通して写真と人間の関係を考えるための会となります。

この話に補助線を引いてくれるのは、久保明教氏による『機械カニバリズム』で提示された「我々は人間ではない」という見立てです。人間を特別視せず、人工知能をはじめ、監視カメラ、ゲームの中のオブジェクトなど、あらゆるものが並列の関係になった世界観で、私たちはどのように変容し、表現はどのように変わっていくのかを議論します。

人類学、ゲーム、写真とを繋ぐ、射程の広い写真トークが展開されることでしょう。

 【詳細】
・日時:2019年6月22日(土) 19:00〜20:30(開場 18:45)
・料金:1,000円(税込)
・定員:70名様
・会場:NADiff a/p/a/r/t(HP
・お申し込み:メールとお電話でのお申し込みが可能です。
以下の NADiff a/p/a/r/t イベントページをご確認ください。
http://www.nadiff.com/?p=14068

【出演者プロフィール】
久保明教(くぼ・あきのり)
1978年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間科学)。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所研究員を経て、現在、一橋大学大学院社会学研究科専任講師。専門は文化人類学、科学技術の人類学。近著に『ロボットの人類学―二〇世紀日本の機械と人間』(世界思想社、2015年)、『機械カニバリズム 人間なきあとの人類学へ』(講談社。2018年)。

久保田晃弘(くぼた・あきひろ)
1960年生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授/アート・アーカイヴセンター所長。東京大学大学院工学系研究科船舶工学専攻博士課程修了、工学博士。芸術衛星1号機の「ARTSAT1:INVADER」でアルス・エレクトロニカ2015 ハイブリッド・アート部門優秀賞をチーム受賞。「ARTSATプロジェクト」の成果に対して、第66回芸術選奨の文部科学大臣賞(メディア芸術部門)を受賞。近著に「遙かなる他者のためのデザインー久保田晃弘の思索と実装」(ビー・エヌ・エヌ新社, 2017)「メディア・アート原論」(フィルムアート社, 共編著, 2018)「インスタグラムと現代視覚文化論」(ビー・エヌ・エヌ新社, 共訳編著, 2018)「ニュー・ダーク・エイジ」(NTT出版, 監訳, 2018)などがある。

谷口暁彦(たにぐち・あきひこ)
多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース専任講師.メディア・アート,ネット・アート,映像,彫刻など,さまざまな形態で作品を発表している.主な展覧会に「[インターネット アート これから]——ポスト・インターネットのリアリティ」(ICC,2012)、「SeMA Biennale Mediacity Seoul 2016」(ソウル市立美術館,2016)、個展に「滲み出る板」(GALLERY MIDORI.SO,東京,2015)、「超・いま・ここ」(CALM & PUNK GALLERY,東京,2017)など。