消極性デザイン宣言 消極的な人よ、声を上げよ。……いや、上げなくてよい。
Preview
Preview

消極性デザイン宣言
消極的な人よ、声を上げよ。……いや、上げなくてよい。

Share
Preview
  1. 消極性デザイン宣言 消極的な人よ、声を上げよ。……いや、上げなくてよい。
  2. 消極性デザイン宣言 消極的な人よ、声を上げよ。……いや、上げなくてよい。
  3. 消極性デザイン宣言 消極的な人よ、声を上げよ。……いや、上げなくてよい。
  4. 消極性デザイン宣言 消極的な人よ、声を上げよ。……いや、上げなくてよい。
  5. 消極性デザイン宣言 消極的な人よ、声を上げよ。……いや、上げなくてよい。
  6. 消極性デザイン宣言 消極的な人よ、声を上げよ。……いや、上げなくてよい。
¥2,200 (税込み)

Description

情報科学分野の気鋭の若手研究者たちがたちあげた「消極性研究会」がお届けする、コミュニケーションとモチベーションをデザイン(=SHY HACK)するための知恵とコツ。積極的になれないことややる気が湧かないことに悩む方、あるいはユニバーサルなシステムやサービスを設計したい方とって、大きな学びが得られる一冊。研究会の色濃いメンバーが、最先端の研究成果、はたまた自身の奥深い経験談を語り尽くします。

URLs

消極性研究会サイト
http://www.sigshy.org/

巻末の座談会を完全収録した、真・座談会
https://codeiq.jp/magazine/2016/10/46347/

シャイ子とレイ子 設定資料
http://www.sigshy.org/shyhack_book/shyco

傘連判状ジェネレーター
http://www2.kobe-u.ac.jp/~tnishida/karakasa-gen/

ISBN:978-4-8025-1030-1
定価:本体2,000円+税
仕様:四六判/304ページ
発売日:2016年10月24日
著者:消極性研究会
イラスト:小野ほりでい

Profile

栗原 一貴(くりはら かずたか)
津田塾大学学芸学部情報科学科准教授、Diverse技術研究所上席研究員。
物議を醸すシステム開発を得意とする情報科学者。2012 Ig Nobel Prize winner。
多感な青春の日々を男子校と硬派体育会系で純粋培養させた彼は、もはや消極性研究者としての宿命から逃れることを許されなかった。それから幾星霜。何の因果か"秘境の女子大"こと津田塾大学でリケジョ育成に邁進中。
Twitter : @qurihara
Website : http://unryu.org

西田 健志(にしだ たけし)
神戸大学国際文化学研究科准教授。
アメリカ帰りの帰国子女というウェーイ中のウェーイな経歴を持ちながらもその後、中高一貫の男子校、大学の理系学部という恵まれた環境を経て、消極性の力に目覚める。現在は国際系学部のキラキラした学生を相手に消極性の伝道者として奮闘する日々。専門はインタラクションデザイン、特にコミュニケーションシステムの研究に従事。
Twitter : @takeshi_nishida
Website : http://www2.kobe-u.ac.jp/~tnishida/index-jp.html

簗瀬 洋平(やなせ ようへい)
Unity Technologies Japan プロダクト・エヴァンジェリスト/教育リード。
慶應義塾大学メディアデザイン研究科付属メディアデザイン研究所/リサーチャー。
無限に歩けるバーチャルリアリティシステムや超人スポーツ、「誰でも神プレイ」シリーズなど錯覚とゲーム開発の知見を駆使して人を動かすシステムを研究。子供の頃から想定外の事態が起こるのが嫌いで、カプセルトイやおまけ付き菓子などを一切買ったことがなく、ストレス最小生活を心がけているという。
Twitter : @yoh7686
Website : http://bit.ly/yanace

濱崎 雅弘(はまさき まさひろ)
産業技術総合研究所主任研究員。
どちらかというと積極的なサイドの人種だが、消極的サイドへの深い愛情と知的好奇心が尽きない知の鉄人。魑魅魍魎の跋扈する消極性研究会における女房役、そして理性の要。ニコニコ動画における二次創作文化の解析など、コミュニティデザイン研究に興味を持つ。
Twitter : @hamham
Website : http://songrium.jp

渡邊 恵太(わたなべ けいた)
明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科准教授。
インタラクションデザイン業界の貴公子。『融けるデザイン』著者。根っからのシャイであるにもかかわらず、その洗練されたデザインの世界観に魅了される人々は後を絶たず、カリスマとして祀り上げられてしまう日々に困惑している。最高にモテフラグが立っているのに、本人には全く自覚がないのが彼らしい。
Twitter : @100kw
Webdite : http://www.persistent.org/

Contents

はじめに[栗原一貴]

シャイ子とレイ子#0

第1章 「やめて」とあなたに言えなくて 一対一もしくは一対少数のコミュニケーション[栗原一貴]
1-1 告白
1-2 いち、に、いっぱいのコミュニケーション学
1-3 「やめて」というための自衛兵器
1-4 奇妙な発明たちが教えてくれたこと

シャイ子とレイ子#1

第2章 考えすぎを考えすぎよう 人が集まるイベントなどにおけるコミュニケーション[西田健志]
2-1 大丈夫?
2-2 学会におけるコミュニケーションの促進
2-3 デザインが伝えるメッセージ
2-4 「みんな」を作るデザイン
2-5 匿名の小さな善意を集めるデザイン

シャイ子とレイ子#2

第3章 共創の輪は「自分勝手」で広がる 複数人でのコラボレーション[濱崎雅弘]
3-1 共創と消極性
3-2 オンラインコラボレーションと消極性
3-3 ソーシャルメディアの創造力
3-4 消極性研究とは何か

シャイ子とレイ子#3

第4章 スキル向上に消極的なユーザーのためのゲームシステム[簗瀬洋平]
4-1 私の中の消極性
4-2 ゲームとは何か
4-3 誰でも神プレイできる
4-4 モチベーションをハックする
4-5 神プレイはできなくてもいい

シャイ子とレイ子#4

第5章 モチベーションのインタラクションデザイン[渡邊恵太]
5-1 人は基本的に消極的である
5-2 インタフェースデザインとは
5-3 「する、やる」の「やすさ」の設計=モチベーションの設計
5-4 無印良品の哲学:「が」ではなく「で」
5-5 消極性を利用したデザイン戦略

シャイ子とレイ子#5

まとめ:シャイハックのススメ[西田健志]

付録 座談:使えないのは人間ではなく、デザインが悪い

シャイ子とレイ子 #the final

著者紹介

Related Books