春の 《送料無料キャンペーン》 実施中 !
ウェルビーイングの設計論 人がよりよく生きるための情報技術
Preview
Preview

ウェルビーイングの設計論
人がよりよく生きるための情報技術

Share
Preview
  1. ウェルビーイングの設計論 人がよりよく生きるための情報技術
  2. ウェルビーイングの設計論 人がよりよく生きるための情報技術
  3. ウェルビーイングの設計論 人がよりよく生きるための情報技術
  4. ウェルビーイングの設計論 人がよりよく生きるための情報技術
  5. ウェルビーイングの設計論 人がよりよく生きるための情報技術
  6. ウェルビーイングの設計論 人がよりよく生きるための情報技術
  7. ウェルビーイングの設計論 人がよりよく生きるための情報技術
  8. ウェルビーイングの設計論 人がよりよく生きるための情報技術
¥3,080 (税込み)
Amazonで購入

Description

人の「こころ」の領域にまでITが入り込んできた今、人間の潜在能力を高め、よりいきいきとした状態(=ウェルビーイング)を実現するテクノロジーの設計、すなわち<ポジティブ・コンピューティング>のアプローチが求められています。近年注目されている「マインドフルネス」や「レジリエンス」、「フロー」などもウェルビーイングを育むための要因ですが、ではこういった心理的な要因とテクノロジーを、どう掛け合わせることが出来るでしょうか。
本書では、ウェルビーイングに関する様々な分野の最新の研究成果を基に、この問いを解き明かしていきます。これからのテクノロジーの在り方や、向き合い方を考えるうえでの基盤となる一冊です。

****
人間がよりよく生きるとはどういうことだろうか? 心という数値化できないものを、情報技術はどうやって扱えばよいのだろうか? 本書は、このような問いに答えようとする者に対して、示唆に富んだヒントを与えてくれるだろう。
(「監訳者のことば」より)
****


 

『ウェルビーイングの設計論』サポートページ

ISBN:978-4-8025-1040-0
定価:本体2,800円+税
仕様:A5判/408ページ
発売日:2017年01月24日
著者:ラファエル・A・カルヴォ、ドリアン・ピーターズ
監訳:渡邊淳司、ドミニク・チェン
翻訳:木村千里、北川智利、河邉隆寛、横坂拓巳、藤野正寛、村田藍子
デザイン:waonica

Contents

監訳者のことば:渡邊淳司/ドミニク・チェン
第 0 章 ポジティブ・コンピューティング入門
 - テクノロジーの進歩はウェルビーイングの指標にはならない
 -「人間=機械」の遺産
 - 測定すべき大事なもの
 - ウォークスルー

[ 1 部 ]
第 1 章 ウェルビーイングの心理学
 - 医学的モデル:機能障害がないという意味のウェルビーイング
 - 快楽心理学:ポジティブ感情の体験としてのウェルビーイング
 - エウダイモニア(持続的幸福)的心理学:意義の発見と潜在能力の発揮としてのウェルビーイング
 - 快楽的アプローチとエウダイモニア的アプローチを組み合わせる
 - 生物学と神経科学:生理学的に確認可能なウェルビーイング
 - ウェルビーイングを意識したデザイン:仮説的なケーススタディ

   寄稿1:ジョナサン・ニコラス(インスパイア財団)
   寄稿2:フェリシア・ハパート(ケンブリッジ大学)

第 2 章 ポジティブ・コンピューティングの学際的な基盤
 - 経済学:いまだお金では買えないウェルビーイング
 - 政府と政策:国民総幸福量と社会全体のウェルビーイングの向上
 - 教育:ウェルビーイングは教育可能で学習にもよい効果をもたらす
 - 社会科学:テクノロジーに形づくられる、変容的な文化的概念としてのウェルビーイング
 - ビジネスと企業の心理学:職場におけるウェルビーイング
 - デザインと建築:ウェルビーイングを改善する場所ともの

   寄稿1:ジェーン・バーンズ(ヤング・アンド・ウェル共同研究センター)
   寄稿2:ダナ・ボイド(ハーバード大学/マイクロソフト)

第 3 章 テクノロジー研究におけるウェルビーイング
 - ユビキタス・コンピューティング:ウェルビーイングにとってのチャンスと課題
 - パーソナル・インフォマティクス:古くからの探求に役立つ新しいツール
 - アフェクティブ・コンピューティング:テクノロジーと感情
 - 行動変容のテクノロジー
 - バリュー・センシティブ・デザイン(VSD ):価値の役割を認識する

   寄稿:イヴォンヌ・ロジャーズ(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)

第 4 章 ポジティブ・コンピューティングの枠組みと手法
 - なぜフレームワークか
 - 条件と要因を特定する
 - ポジティブ・コンピューティングへの入り口
 - フレームワーク
 - ウェルビーイングの決定因子
 - その他の留意事項
 - ポジティブ・コンピューティングの設計から実践へ
 - ポジティブ・コンピューティング実践のガイドライン
 - 手法および尺度
 - 促進的介入と予防的介入
 - イルビーイングを測定する
 - ウェルビーイングと幸福を測定する
 - ヒューマン・コンピュータ・インタラクション(HCI)の手法
 - 最善を求めてあらゆる学問の手法を組み合わせる

[ 2 部 ]
第 5 章 ポジティブ感情
 - ポジティブ感情はいつウェルビーイングを高めるのか
 - 現実 v.s. 記憶
 - ポジティブ感情は同じようにはつくられない
 - ポジティブ感情を育む方法
 - デザインのためのヒント

   寄稿1:ドナルド・ノーマン(ニールセン・ノーマン・グループ)
   寄稿2:ジェーン・マクゴニガル(未来研究所)

第 6 章 動機づけ、没頭、フロー
 - 動機づけ
 - 人間であるが故の動機づけ
 - ポジティブな変化を促す:選択肢設計者としてのデザイナー
 - 没頭とフロー
 - フロー:没頭における至高の状態
 - 没頭の検出と測定
 - デザインのためのヒント

第 7 章 自己への気づきと自己への慈しみ
 - 汝自身を知れ
 - 内省の対象
 - 認知に対する気づきとメタ認知
 - 感情に対する気づきと情動知能
 - 経験に対する気づきと内省
 - メンタルヘルス治療法としての内省
 - 内省 v.s. 直接的指示
 - ウェルネスとウェルビーイングのための内省:自己の定量化
 - 私たちの内省を見つめなおす
 - 自己への気づき v.s. 自己愛
 - 自己の尊重 v.s. 自己への慈しみ
 - デザインのためのヒント

   寄稿:デヴィット・R・カルーソ(イェール大学、EIスキルグループ)

第 8 章 マインドフルネス
 - マインドフルネス心理学
 - マインドフルネスの神経科学
 - マインドフルネスを測定する
 - マインドフルネスを育むための方法と治療介入
 - マインドフルネスのためのデジタルテクノロジー
 - デザインのためのヒント

   寄稿:アデル・クルーシェ、J・マーク・G・ウィリアムズ
     (オックスフォード大学、オックスフォード・マインドフルネス・センター)

第 9 章 共感
 - 共感を理解する
 - 共感を育む
 - 共感を計測する
 - 共感性を伸ばすための方法や介入
 - 共感を育むためのテクノロジー
 - デザインのためのヒント

第 10 章 思いやりと利他行動
 - 思いやりと利他性の研究
 - 利他行動:なぜわざわざそうした行動をとるのか
 - 思いやり、利他性を育むための介入と方法
 - 思いやりを育むテクノロジー
 - デザインのためのヒント

   寄稿1:ジェレミー・ベイレンソン(スタンフォード大学)
   寄稿2:メアリー・ヘレン・イモアディーノ・ヤン
      (ロッシェ教育スクール、脳と創造性の研究所、南カリフォルニア大学)

第 11 章 警告、考慮すべきこと、そしてその先にあるもの
 - 人間、この複雑で矛盾した生き物
 - プライバシーとセキュリティ
 - 人間に取って代わる:暮らしとウェルビーイング
 - コントロールするのは誰か? 自律性、有能感、そしてエンパワーメント
 - コントロールするのは誰か? 動機、権力、そしてパターナリズム
 - 「ウェルウォッシング(Well-Washing )」:研究と流行の対立
 - ウェルビーイングと文化
 - バランスと中庸:過ぎたるは及ばざるが如し
 - ウェルビーイングの生態系:全体論的視野を取り入れる
 - その先にあるもの
 - ポジティブ・コンピューティングの資金調達
 - ウェルビーイングの恩恵
 - ポジティブ・コンピューティング・プロジェクト

監訳者対談:日本的なウェルビーイングへ向けて

***
本書のキーワード:ポジティブ・コンピューティング(Positive Computing)、ウェルビーイング(Wellbeing)、フローリシング(Flourishing, Flourish)、レジリエンス / 心理的抵抗力・回復力(Resilience)、没頭(Engagement)、フロー(Flow)、動機づけ(Motivation)、マインドフルネス(Mindfulness)

Errata

初版第1刷
p.23
脚注ii リンク
誤:
yumussb.com
正:
http://www.muhammadyunus.org/
p.117
「手法および尺度」列 上から4行目
誤:
マインドフル・アテンション・アウェアネス尺度
正:
マインドフル・アテンション・アウェアネス質問紙
p.179
二段落目
誤:
単純に言ってしまえば、固定的マインドセットを持つ人は、自身の能力は生得的な才能に基づくものであり、知性は生まれながらにして与えられたもので、変えることはできない。対照的に、成長的マインドセットを持つ人は、自身の能力は時と共に発達し、向上させることができる。
正:
単純に言ってしまえば、固定的マインドセットを持つ人は、自身の能力は生得的な才能に基づくものであり、知性は生まれながらにして与えられたもので、変えることはできないと考え、対照的に、成長的マインドセットを持つ人は、自身の能力は時と共に発達し、向上させることができると考える。
p.181
上から6行目
誤:
枠組みや自己効力感
正:
枠組みや有能感
p.192
「没頭とゲーム」本文1行目
誤:
学習や仕事でデジタル機器を使ってないときは、
正:
学習や仕事でデジタル機器を使っていないときは、
p.192
「没頭とゲーム」本文4段落目
誤:
暴力的なビデオゲームをプレイしていると、攻撃性が増加したり、暴力に対して鈍感になったり、向社会行動が減少するということがわかった。
正:
暴力的なビデオゲームをプレイしていると、攻撃性が増加したり、暴力に対して鈍感になったり、向社会的行動が減少するということがわかった。
p.196
上から12行目
誤:
道を開きつつある。
正:
道を拓きつつある。
p.206
下から11行目
誤:
1970年台後半に
正:
1970年代後半に
p.208
下から8行目
誤:
情動SWBに対する
正:
情動知能のSWBに対する
p.210
下から14行目
誤:
1950年台後半に
正:
1950年代後半に
p.214
「テクノロジーを用いた内省でウェルビーイングを向上させる」本文1行目
誤:
メンタルヘルスの診療
正:
メンタルヘルスの治療
p.215
下から4行目
誤:
マインドフルネス・アテンション・アウェアネス質問紙(Mindfulness Attention Awareness Scale)
正:
マインドフル・アテンション・アウェアネス質問紙(Mindful Attention Awareness Scale)
p.229
脚注*i リンク
誤(リンク切れ):
ultrasis.com
正:
http://www.beatingtheblues.co.uk/
p.269
「喜びの共感」本文1段落目
誤:
少なくとも西洋文化圏において、全く議論されていない共感の一側面に、喜びの共感がある。共感というと一般的に他者の苦痛を共有することを連想させる、様々な言語圏で用いられている。ドイツ語の「シャーデンフロイデ(schadenfreude)」は、この1つの単語だけで「他人の不幸を喜ぶ」という概念を言い表す。
正:
少なくとも西洋文化圏において、全く議論されていない共感の一側面に、喜びの共感がある。共感というと一般的に他者の苦痛を共有することを連想させる。ドイツ語の「シャーデンフロイデ(schadenfreude)」は、この1つの単語だけで「他人の不幸を喜ぶ」という概念を言い表し、様々な言語圏で用いられている。
p.289
脚注*ii リンク
誤:
rootsofemoathy.org
正:
rootsofempathy.org
p.289
脚注*iii
誤:
「Pease Maker」
正:
「Peace Maker」
p.302
本文3行目
誤:
一般的に利他性と結びけられるような、
正:
一般的に利他性と結びつけられるような、
p.309
下から6行目
誤:
ポール・ギルバートは、極端な自己批判や恥ずかしさに苛まれる人に接するような方法で、自分に対しても思いやりを持つことが効果的であることを立証した。思いやりは自尊心以上に、親和に関わる生理学的反応や温かな感情と結びついているという(ギルバートによれば、こうしたケースでは非常に重要になるもの(*27))。
正:
ポール・ギルバートは、極端な自己批判や恥ずかしさに苛まれる人を治療する方法として、自分に対しても思いやりを持つことが効果的であることを立証した。思いやりは自尊心以上に、親和に関わる生理学的反応や温かな感情と結びついているという(ギルバートによれば、これらの反応や感情はこうしたケースでは非常に重要となる(*27))。
p.346
下から1行目
誤:
「インタビューでチベットの人リーダーは、
正:
「インタビューでチベット人のリーダーは、
p.360
脚注*ii リンク
誤(リンク切れ):
yunussb.com
正:
http://www.muhammadyunus.org/
p.360
脚注*iv リンク
誤(リンク切れ):
socialEnterpriseMark.uk
正:
http://www.socialenterprisemark.org.uk/
p.361以降
監訳者対談
ドミニク・チェン氏の発言前のお名前の記載において、「ドミニク」と「チェン」が混在しておりました。正しくはすべて「チェン」です。訂正してお詫び申し上げます。
Related Books